今年のGWは信州周辺の天候があまり良くなさそうだ。ニュースを見ると北アルプスでは遭難が相次いでいる。
当初は昨年のように2~3泊の縦走に行こうと思い天気予報とにらめっことしていたのだが、GW中に3~4日間、晴れを期待できるのが4月29日からの数日くらいだった。それも『山の天気予報』で確認すると2000メートル以上では強風が吹き荒れるようなコンディションのようで、GW前半の縦走は早々にあきらめ後半に期待することにした。
もうひとつ、GW中に仲間と軽い登山にも行くことにしていたので、今回は、それをGW前半にしてもらい日帰りで八ヶ岳 編笠山へ行くことにした。
ちょっと行程はきつくなるが都心を始発の電車で出発すれば十分に日帰りができるお手軽な八ヶ岳、それが編笠山だ。
この編笠山には、今までもう5回も行っている。「登っている」ではなく「行っている」と言うのは、その5回のうち山頂までたどり着いたのは夏冬それぞれ1回ずつしかないからだ。猛烈な雨風に吹かれ断念したのが2回、青年小屋で酒を飲んで「もういいや」という気分で登らなかったのが1回。実に登頂率が2/5=40%しかない。
山の天気予報では登山当日、編笠山周辺では気温が低めで風が強く、あまり良さそうなコンディションではなかったが、雨の予想はなく麓の小淵沢では晴れで気温も22~3℃まで上がるという事だったので、吹きっさらしになる稜線上に出るのはちょっとだけの編笠山なら何とかなるだろうと思っていた。
しかし、青年小屋につくと予想以上の強風と寒さで僕も仲間の士気も下がり、あえなく青年小屋でランチを取ってもう下山することにした。
また時間も押手川から青年小屋までの巻き道に残った残雪に仲間が苦闘、コースタイム1時間10分のところを2時間近く掛かってしまい、その時点で山頂を踏むのはちょっと厳しいのもあった。
この巻き道、昭文社の地図では標準タイムが1時間10分となっているが、たとえ雪が無かったとしてもそのコースタイムはちょっと厳しいのではないかといつも思う。実際、八ヶ岳観光協会が配布しているマップでは1時間30分となっている。
いずれにしても、また今回も山頂を目前にして撤退。これで登頂率はさらに下がって33%。よく行くが何という相性の悪さなのだろうか...