2011年2月05日(土)09:00

今まで行っていない丹沢。つつじ新道から檜洞丸~犬越路

3週間ぶりの山登り。 

この冬はずっ~と寒かったが、昨日からのポカポカ陽気に誘われて、思い立ってすぐに行くことができる丹沢へ。 

暖かいということは、気持ちを積極的にさせるのか、今回はいつもの大倉からではなく、新松田駅からバスに揺られること1時間ちょっと西丹沢自然教室から、前々からちょっと気になってた檜洞丸(ひのきぼらまる)を目指すことにした。 

行きは、ツツジ新道より。 

西丹沢自然教室より続く舗装道路を500m程進んだ道路脇からいきなり涸れ沢を登っていく。傾斜は急だ。今までの丹沢の感覚としては鍋割山へ向かう後沢乗越から先の急登をずっと檜洞丸の山頂まで続ける感じ。途中の景色はかなり標高が上がるまで、あまり良いとは言えない... 

だが、1500m辺りから眺望が開けると西側の景色が素晴らしい!! 

今日は午前中快晴だったこともあり、そこから見える富士山は筆舌に語り尽くせないほど綺麗だった。それに付け加えてこのポカポカ陽気。風も弱く、山頂でも全く寒いと感じることはなかった。 

檜洞丸の山頂に10時台に着いたら今日は丹沢の主稜を通っていつもの大倉に抜けようと考えていた。で、実際に山頂に着いたのは10時半過ぎ。予定では主稜縦走のはず。 

だが迷った。ここから大倉までは6時間ちょっとは掛かるだろう。丹沢主稜は日が長くなれば、大倉から入って歩く機会は何度もあるだろう。実際、今日、西丹沢から檜洞丸間の道を歩いたんで今後は安心感がある。 

でも、ここから丹沢主稜以外の他の道をこれから歩くことがあるだろうか...トレーニングなら塔ノ岳だし、もし、主稜縦走を目的に大倉から入れば間違いなく一番距離が短くて早いツツジ新道を歩くだろうし... 

と、どうしようと考えながらおにぎりを食べていると、いきなりグラグラグラと地面が揺れた。「地震だ!!」この地震でよく分からないが一気に大倉まで歩くと言う野心が失せてしまった(笑) 

でもピストンするのはつまらないので、犬越路を経由して戻ることにした。 

南斜面道中、ほぼ雪はなかったのだが、北側斜面は踏み固められた雪が残っていた。ちょっと滑る。すぐに軽アイゼンを装着して犬越路を進んだ。 

檜洞丸から初めの内は、絶景の富士山を眺めながらも、なんとなく鍋割山稜を思わせるような平和な感じだったが、その先は、やせ尾根の岩場の急下りとアスレチック的感覚でとても面白かった。個人的には丹沢山~蛭ヶ岳間と甲乙つけ難いくらい好きな稜線歩きだった。 

が...さらにその先は犬越路まで背丈以上もある熊笹に覆われた細い登山道となり全く詰まらない道中だった。あまりにも熊笹に覆われているので道を間違えてしまったのか不安になるくらいだった。 

犬越路の避難小屋はとても立派だった。シュラフさえあれば楽に一泊できる感じ。で、避難小屋の脇から続く道は大室山へと続いている。うんうん、いづれそっちも行ってみよう。 

犬越路で13時。コースタイムだとバス乗り場まで1時間25分。新松田に向かうバスは14時40分。その次のバスは、その1時間半後くらい...ギリギリ間に合わなかったら最悪だ... 

下りは正直、あまり早くはないし、出来ればゆっくりしたいのだが、必死に下り何とか10分前に到着。目的のバスに間に合った。 

ピストンならともかく、周遊で初めて通るコースだったので気合を抜けず、ザックに潜ませたまま飲むことができなかった日本酒を行動食のピーナッツと共にバスの中でおいしくいただいて帰りました。 

ルートマップ

ルートデータ

入山日
2011/02/05
下山日
2011/02/05
水平距離
12.4km
最高点
1,601m

トレッキングレポート

今日は、新松田駅。
1番乗り場です。既に並んでいます。
西丹沢自然教室。さぁスタート!
舗装道路を500m程進み、ここから登山道に入ります。
ここは雲取山?!雰囲気がとても似ている。
一旦下ってゴーラ沢出合。
道中にある展望所から見えた富士山。快晴で絶景!
標高が上がると日が当たらない箇所で雪が出てきます。アイゼンあった方がいいかも。
展望が一気に開けてきた!
塔ノ岳から丹沢山へ向かう道の途中?!そっくり。
まさに檜(たぶん)の洞。
あの先が山頂。あとちょっと!
檜洞丸 1601m山頂到着。確かに木が生えていて展望はそんなに良くないが満足感で一杯。
犬越路へ向かいます。ちょっと薄曇りになってきた。
来た斜面は雪多し。すぐに4本爪の軽アイゼン着けました。
やせ尾根をずんずん歩く。
鍋割山稜っぽい感じ。
この辺りから下り始める。
やせ尾根の急斜面。なかなかの難所に見える。ちょっと楽しい。
クサリ場も所々に。
この斜面を一気に降りてきた訳ね。
岩場の連続の後は熊笹のトンネルが続く...
これは、鹿が食べた仕業なのだろうか?
大室山1588m。今度、登ろう。
犬越路避難小屋が見えてきた。
犬越路到着。きれいに整備されている。
ここは東海道自然歩道の一部のようです。
犬越路避難小屋内部。とてもきれい。泊まって見たい。
さぁ1時間半でバス停まで戻らねば!
こんな涸れ沢をずっと下って行きます。
やっと平坦な川沿いに出た。
ラッ!ライズが!!!魚体の横に見えるパーマーク。まぎれもなくヤマメ。しかも何尾も!!!!!
ここにも魚影が...
歩行者専用アーチ橋。結構、高さがある。
やっと車道に出た。あと1.8キロ。バスの時間まで35分くらい。もう大丈夫だ。今日も楽しい一日をありがとう!

データ

  • 入山日: 2011年2月05日(土)
  • 下山日: 2011年2月05日(土)
  • 登山エリア: 丹沢山塊
  • 登山ジャンル: ピークハント登山
  • 登山スタイル: 日帰り
  • メンバー: ソロ
  • コースタイム: 西丹沢自然教室(8:38)→ゴーラ沢出合(9:17)→展望台(9:51)→(10:46)檜洞丸山頂(11:21)→(12:54)犬越路(13:10)→用木沢出合(13:59)→(14:33)西丹沢自然教室 
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