四阿山。どう読んだら「あづまやさん」と発音するのだろうか?この山の反対側、群馬県に吾妻という地名があるが、それは分からないのだが...
今日は、先日、丹沢を一緒に歩いた、最近、山に大ハマリの女性2人と初の遠征登山。
どれくらいハマっているかって、彼女たちは、今日、一緒に四阿山を登り、明日は、美ヶ原(王ヶ頭)・霧が峰(車山~八島ヶ原)、明後日は蓼科山に登るという。いやはや素晴らしいハマリ具合(笑)
彼女たちは上田市に前泊。僕は金曜の夜10時に出発、関越道経由で直接、四阿山登山口の駐車場に向かう。1000円高速が終わったのがとても痛い。辛うじて深夜・休日50%割引が残っているのが救い。
朝3時に現地登山口の駐車場に到着、待ち合わせの6時までまだ時間があるので寝ようとするが寝付けず。
いつものことだが寝不足のまま6時前に登りはじめる。
快晴、まだ涼しいが今日も暑くなるようだ。乳牛が草を食む牧歌的な雰囲気の中を歩き登山道に入っていく。信州のシラカバやダテカンバの木々の森を歩くのは本当に気持がいい。
予想以上の登り坂でどんどん高度を上げていく。所々、視界が開けた地点で振り返ると広がる菅平高原と八ヶ岳の山々、遠くにうっすら壁のように反り立つ北アルプスの山々が見える。とても美しい。
やすみやすみ、コースタイムより若干遅い歩みで登って行く。四阿山の後に縦走する根子岳の分岐を過ぎしばらく進み木道の階段が現れると、もうあと一息。
午前9時丁度に登頂。僕にとって第10座目の百名山。
北側に背丈の低い木々が茂る細長い山頂。たくさんのアブがブンブン飛んでいて鬱陶しい。南から東にかけては雲が湧き立ち浅間山方面が見えない。
小学校低学年と3~4歳位の男の子を連れた父親が「上の子は百名山を最少年齢で登りヤマケイなど色んな雑誌に載って...。下の子にはそれを越えさせようと...」と来る人来る人に大きな声で自慢げに話している。
ある登山者 : 「全部、自分の足で登ったんですか?」
父親 : 「当たり前じゃないですか!」
その気持ちは分からなくはないがアブと同様に鬱陶しい。
ひと休憩して根子岳へ向かう。四阿山と根子岳間のコルへ下る道は林中の結構な傾斜だ。湿った木の根や岩で足を取られ、一度転倒してしまう。
コルから根子岳へは、背丈の低い熊笹に覆われ視界の開けた眺めが広がる素晴らしい稜線だ。笹原を冷たい風が吹き抜け最高に気持がいい。
途中、パンケーキのような平たい岩の上に腰掛け景色を眺める。一面に広がる景色を見ているだけで、ただただ満足感一杯だ。
根子岳の山頂は平坦に広く開けている中心付近に祠があり、そこが最高地点のようだ。ここで昼食、カップヌードルを食べる。山頂付近はあまり風通しが良くない上に強い陽射しもありとても暑く感じる。
昼食を済ませ休憩していると北の空に入道雲が沸き立ち始めた。上田に住む友だちの話では、ここ数日、毎日、午後は雷雨になっているらしい。
12時過ぎに下山し始める。高度を下げるとどんどん気温が上がりとにかく暑い。林中で風もなく汗が噴出してくる。
根子岳からの下山道は、きつい傾斜もなく楽に下れ、1時間ちょっとで登山口の菅平牧場に到着。牧場の売店にあるソフトクリームの関所をただで通り過ぎることはできなかった(笑)
さぁ、明日は、どこの山に登ることにしょう...