昨年に続いての久住登山。昨年は思いたって登ったのでスニーカーだったが今年は登山靴。歩きやすさは圧倒的に登山靴だがこの山はスニーカーでも容易に登れてしまう。
雨が降ることはなさそうだが曇天。展望がなさそう。ペースもよく余裕があるので登ったことのない星生山に向かう。ルートがいくつかに分かれているが全て上部で合流している。間違ってもルートはずっと見渡せるので問題ない。星生山頂に到着したが視界が全くない。ここから尾根道を通って久住分れに行けるはずなのだが、その先がちょっと険しそうな岩場になっている。地図を携帯しておらずルートに確信がなかったので登ってきた道を引き返す。
久住山に向かう。西千里浜から見える久住山のピラミタルな山容が美しい。山頂でしばらく休んでいると雲が抜け展望が開ける。やはり美しい。久住連山は晴れ渡ると草原状の山々が見渡す限り広大に広がりとてつもなく爽快で勇壮な気分になる。故郷の風景であるので贔屓目にみたとしてもこれ程の景色は日本の他のところでは見たことがない。
久住山と稲星山の間の鞍部に降り、そこから九州本土最高峰の中岳に登り、尾根伝いに天狗ヶ城へと縦走する。天狗ヶ城は好きな山だ。切り立った山容も好きだが、何より天狗ヶ城から眼下の御池越しに見渡す九重の山々は一番絵になる。
2年連続の九重登山と、1週間前に登った八ヶ岳登山のために「山登りとは何たるか」を多少理解できてきたので、余裕があり本当に楽むことができた。このような素晴らしい山が地元にあって本当に誇りに思う。