2017年11月10日(金)10:09

季節外れの台風にやられ紅葉どころか葉っぱがない。くじゅう 大船山

あれこれ10回以上はくじゅうに行ってるけど、大船山に登ったのは今回が初めて。真っ盛りの紅葉を期待してたけど、季節外れの先日の台風で葉っぱがなくなり、今年は全くダメらしい。下山途中、法華院温泉でひとっ風呂。3連休後ということで、外来湯をひとり占めの贅沢!来年はフカフカ地面で水が豊富な坊がつるでキャンプしたい。呑兵衛仲間あつまれっ~!

ルートマップ

ルートデータ

入山日
2017/11/6
下山日
2017/11/6
距離
24.8km
最高点
1786.2m

ルート評価

9pt

景色の良さ

8pt

雰囲気の良さ

4pt

きつさ(体力)

3pt

難しさ(技術)

今回のトレッキング

9pt

天気の良さ

10pt

気象条件の良さ

7pt

ルートの静かさ

7pt

ルートの歩きやすさ

トレッキングレポート

今回の登山口は、牧ノ戸駐車場から長者原(ちょうじゃばる)側に車で5分ほど下ったところにある、大曲から。3連休後の月曜日ということで、8時過ぎで3台ほどの空きスペースがあったが、休日は、早朝じゃない限り、まず、駐車できないと思った方がいい。

諏蛾守(スガモリ)越へ向かうルートの途中から長者原(ちょうじゃばる)方面。紅葉はすでにさらに下って行っていたようだった。ただ、今年は先日、季節外れに訪れた台風の影響で、紅葉する前に葉っぱが落ちてしまって、全くダメだったららしい。

今回は、諏蛾守(スガモリ)越から坊がつるを経由して大船山(たいせんざん)を目指します。

もくもくと水蒸気をあげる硫黄山。風向きのよっては硫黄の臭いがしてくる。この山の麓まで砂防工事のコンクリートの道路が続いている。

荒涼とした風景の北千里浜。くじゅうは、緑に覆われたなだらかな山が多いけど、この一帯だけは火星のように無機質な景色が広がっている。

九州最高所1303メートルにある法華院(ほっけいん)温泉。もちろん歩いてでしかこれない山小屋にある日本秘湯の会の温泉です。ここに来るのは2度目だがまだ入ったことがない。今日は、下山途中に立ち寄って帰る予定。

長らくここ一帯にあるキャンプ場は、メインの坊がつるキャンプ場だけかと思っていたのだが、ここ法華院温泉の真横にもキャンプ場がある。何度も温泉に入ったり、すぐビールが買えたりなど、便利さをメインするならこっちの方がいいように思うが、雰囲気を楽しむならやっぱ坊がつるキャンプ場かな。

坊がつる湿原。長者原のタデ湿原もそうだが、この草原となだらかな山の風景がくじゅうだなって感じ。奥に見える山が、今日、今から登る大船山のピーク。

ふかふかの草地にある広い広い坊がつるキャンプ場。写真の一帯だけではなく、ちょっと歩くとススキの間に伸びた道の先にテントサイトがたくさんある。また今年も通り過ぎるだけだったけど、来年こそはテント持って帰って、ここに絶対に泊まるぞ!

キャンプ場にこんな自炊棟があり、火を起こして自炊してもいいなんて知らなかった。キッチン台も中央にあるし、やろうと思えばかなり本格的に料理できる。もちろん、この火場の向かいには流し付きの水道があります。至れり尽くせり。

赤く染まった紅葉の落ち葉。たぶん例年なら今くらいが紅葉の盛りなんだろうけど、本当に今年は全くよくないね。

坊がつるから1時間ほどもくもくと登ると段原。ここで一気に視界が広がり、その先に大船山のピークが切り立つ。夏のアルプス縦走で登山靴がダメになってから2ヶ月ちょっと山に登ってなかったので、400メートルそこらの登りだったけど、結構、疲れた。夏以来、体重も3キロ増えたしな。冬山が始まるまでにもう一度、鍛えなおさないと12本爪履いたら足が動かなくなりそう。

くじゅうは10回以上来ているけど、大船山に登ったのは今回が初めて。うちの町から眺めると一番、認知しやすいかたちをしているので、登りたいなとは思っていたのだがやっと来ることができた。快晴で陽ざしもあり、風はなく、空気も暖かく快適。

大船山の山頂にある御池(おいけ)。紅葉真っ盛りの頃に来るとこの池周辺が素晴らしいらしい。本当は、今年、それを見たかったんだけどな。

御池の水面まで下りてみる。確かにこの周りの森が紅葉していたら素晴らしいだろう。見たかったな。来年は、紅葉の時期を狙って帰省しよう。ミヤマキリシマの時期にも帰りたいな。

対岸の反映と池の底を撮ってみた。
西方面を眺めると山頂が2つに割れた由布岳と中央にお猿の山 高崎山が見える。もやがかってなければ豊後水道を挟んで向こうに四国がみえるんだけどな。

山頂付近で1時間くらいのんびり過ごした。暖かく居心地が良かったので、まだまだ居たかったが、今日のもうひとつの目的は法華院温泉に入ること。さて、あの湿原を目指して来た道を折り返します。

米窪。うちの町から見た時に右側に平に見えるかたちの部分は多分この部分なんだろう。

外来入浴料500円。確か毎月、9日と10日は「く」「じゅう」の日で半額とかで入浴できるはず。平日の13時過ぎということもあって、1時間、他には誰一人来ず自由気ままに法華院温泉を堪能しました!湯船からはたった今登ってた大船山が真正面に見えます。外のデッキに出られるけど、上半身は丸見えです。湯温はちょうど40℃くらいかな?石鹸等はありません。

「法華院温泉に入る」という長年の目標がやっとかなった。

16時半、下山終了。せっかく法華院温泉で湯船に浸かったのでなるべく汗をかかないようにゆっくりゆっくり下山。平日の夕方で人も全くいなかったので、途中、北千里ヶ浜で自撮りの練習をしたが全くダメ。このブログの写真にもやっぱり少し人が映り込むともっと紀行っぽくなるだろうと、そういう写真を撮りたいのだが、ポーズがどうしても不自然極まりないし、自分が映り込むとやっぱ好きになれないので、全写真ぼつ。どうすればアウトドア雑誌のように自然に映り込むことができるのだろうか…模索中。

データ

  • 入山日: 2017年11月06日(月)
  • 下山日: 2017年11月06日(月)
  • 登山エリア: 祖母・阿蘇・くじゅう周辺
  • 登山ジャンル: ピークハント登山
  • 登山スタイル: 日帰り
  • メンバー: ソロ
  • 天候: 快晴
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