大分に帰省中。午前中、年老いた親の手伝いで裏山の草刈りをして、午後から時間があったので、2~3時間は釣ることができるだろうとフライフィッシングに行ってみることにした。時間もないので傾山登山口にある九十九折川にしようかなとも思ったのだが、やはりいつもの渓に行きたくなって尾平までやってきた。今年最初。去年は一度しかやってないので、今日は絡む糸との勝負だなと考えながら釣り始める。まぁいい、こういう美しい自然の中でのんびりと釣りができるだけでも幸せな気分だ。
鉱山下のチャラ瀬から釣り上がるが、あまり浅い場所には、まだ魚はついていないようだった。と、油断していると「パシャッ!」あっけなく逃してしまった、と思ったらフライがない。合わせ切れしたようだった。ちょっと良さそうなサイズだったのでちょっと悔いた。
今日は7Xのリーダー&ティペットを合わせて12フィートほど。ここ数年、老眼が入ってきた僕としては7Xの糸はなかなか手ごわいシステムだ。昔は8Xのシステムに24番のミッジフライなんてよく使っていたな、なんて今は感動してしまう。
所どころで小さなアタリはあるがなかなか乗らない。
少し進み、ちょっと深さのある流れ出し。大概、釣れるポイントで小気味良いアタックで今年最初のエノハがあがってきた。20センチに少し足りない感じだったが、なかなかいい引きだった。朱点のはっきりしたキレイなエノハだ。自然が豊かな川の魚は本当に美しいボディをしている。
その後、第一吊り橋まで3時間ほど、4尾のエノハと遊んでもらった。いずれも最初の一尾と同じくらいのサイズだったが、引きの強さと美しい魚姿にいやされた。
帰り道、車道わきに川が流れる一区間があるのだが、ライズがないかと覗き込むと大きな魚の影が走っていった。この区間は、昔から釣れないと聞いていたので釣ったことがないのだが、魚はいなくはないようだ。いつか攻めてみたいとは思うが、やっぱりいつもの上流に行っちゃうかな。
可能なら一週間くらいこの界隈でフライフィッシング合宿をしたいものだ。