今年はいい季節に帰省している。今日もまた五月晴れのいい天気だ。おとといは午後からの3時間、尾平鉱山下から第一吊り橋までの区間を釣り上がったので、今日はその上をできるだけ奥まで釣り上がろうと、朝、10時過ぎから川に入る。
いつもながらショートパンツにウェーディングシューズ、ネオプレーンのゲータースタイル。ウェーダーなんてもうずっと着ていない。そんな寒い時期からフライフィッシングをしなくなったのもあるのだけど、あの仰々しいフライフィッシングファッションがどうも好きじゃないし、ウェーダーがどんなに高性能の防水透湿素材だったとしても、蒸れるのは変わりなく、結局、汗で濡れてしまう。だったらショートパンツで川に立ち込む方がよっぽど気持ちいい。
第一吊り橋から釣り始める。フライの視認性重視で、大きめに14番のエルクヘアカディス。数キャストすると、大きめの魚がフライをくわえてゆっくり反転。ここ数年たいしてフライフィッシングをしてなかったので、久しぶりに感じる魚の重みが嬉しい。いきなり25センチほどのエノハ(アマゴ)。まだまだ、釣り始めだが、これでもう今日は満足した。この1尾が大事だ。いくら魚が小さくても、ボウズとこの「1尾」には気持ちに大きな隔たりがある。
この欲がなくなった感じが良かったのか、今日は、久しぶりに当たりな一日で、結局、夕方、16時頃までにエノハを12尾。しかもどのエノハも22~23センチ以上と、とても楽しい釣りになった。
祖母山の黒金尾根コースが沢から離れるところまでひとしきり釣り上がったが、その間、ここぞという場所にはどこでも魚がついていた。
最近は、ひと頃より渓流釣りをする人もあまり多くはないのだろう。
キャッチ&リリースで釣りをする人間としては、いい環境になってきたように思う。だからと言って「獲って食うな」とは思っていない。あくまでも、小さいのはリリースして、必要なだけ持ち帰るマナー(数尾程度だろう)があれば魚は守られるんだろうと思う。
でも、これは、あくまでもここ九州の話で、人口が多いので相対的に渓流釣り人口も多くなる関東界隈ではこうはいかない。やはり放流がないと大概、春先には魚が干上がってしまう。
ずっとずっと故郷のこの川が自然豊かな魅力的な環境であることを願ってやまない。
このブログには、だいぶ場所の情報も出しているので、このブログを見た釣り人の方々もそんな考え方の方たちだったらいいなと思う。