今年もミヤマキリシマを見に帰省中のくじゅう登山。5月終わりくらいに帰省したかったのだが、梅雨入りもすでにした6月中旬になってやっと帰省することができた。
ヤマレコやYAMAPの山の情報を見ると、今年は虫の大量発生はないようだけど、すでに見頃も終盤という感じのようで、ミヤマキリシマはちょっと諦め加減で行ったのだが、北大船山周辺はまだまだそれなりにたくさんのミヤマキリシマが咲いていて、ピンクのじゅうたんを十分に楽しむことができた。
ルートマップ
ルートデータ
くじゅう
2024/6/14
レゾネイトホテル
レゾネイトホテル
トレッキングレポート

レゾネイトホテルの向かいに駐車場がある。ここから登るのはくじゅうは初めて。

桜の木がたくさんあるなと地図を見ると「四千本の桜」という場所のよう。ここのことは全く知らなかったのだが、満開になるとさぞ美しいことだろう。

登山道のわきをかなり深く掘れた涸れ沢が続く。所によっては3~4メートルくらいの深さがある。

くたみ別れから一旦舗装された車道に出る。

登山道に入り杉林の樹林帯を登って行くと、苔むした大石がゴロゴロした広葉樹の森に変わる。

登りつめたところが鍋割峠

鍋割峠から少し下ると大きく開けた湿原 佐渡窪に出る。雨のシーズンは木道が沈むくらいの深さにもなるのか山側に巻道もある。

佐渡窪からひと登りすると鉾立峠。この途中からちょくちょくミヤマキリシマを見かけるようになる。

今日は鉾立峠から立中山 (たっちゅうさん) を経由して、今見頃の大船山に向かう。大船山が見えてくると山の中腹がピンク色に染まっている。なかなか良さそうではないか。

立中山山頂。ここもミヤマキリシマの群生地なのだが1500mない標高なのですでに見頃は過ぎている。

立中山の山頂は平坦で気持ちのいい原っぱが広がっている。ヤマレコやYAMAPを見ているとミヤマキリシマが満開の頃に、ここでピクニックしながら、お弁当を食べている写真をよく見かけるが、そうしたくなる気持ちがよく分かる。

今日は立中山から大船山中腹に抜けるバリエーションルートを歩いて行きます。

途中、道が薄いところも時々あるが、このピンクテープ (わりと間隔が長いときもあるが...) をきちんと見つけていけば基本的に問題なく歩ける。

立中山から30分ちょっとで大船山への一般ルートに合流。正直、道も悪いところもあり、ルートも分かりづらいところもあり、坊がつる経由に比べてすごく短縮できたかというとそうでもなかった。くじゅうらしい景色を楽しむなら坊がつる経由の方がやっぱいいかも。

段原から、今、見頃の北大船山へ。

北大船山の窪地。確かにすでに終わってしまって茶色くなった花もあるが、まだまだ十分見頃。

北大船山の窪地をミヤマキリシマの花を撮影しながら一周。奥のピークは大船山。





米窪。ここは下りることができないのだけど斜面に結構ミヤマキリシマがあるんだね。

米窪から吹き上げる風が心地よくて、服を脱いで上半身裸で涼んでいたら、ミヤマキリシマに隠れた登山道からいきなり女性が現れてびっくりした。

段原から大船山。名残惜しいけど下ります。

坊がつるのテント場。毎年毎年もう10年くらい「ここでキャンプする」と言っているのだけど、テント泊装備を持って帰省すとあまりにも荷物が多くなるので、それが面倒くさくてまだ実現できていない...

立ち寄って取り合えずビールといきたいのだけど、今日は車なんでノンアルビール。ここにも泊まってみたい。

鉾立峠・くたみわかれ経由で帰ります。

法華院温泉と鉾立峠間の登山道はとてもよく整備されている。

この崩落した谷は、地図ではまだ一応バリエーションルートの破線になっているのだけど、今でも通れるのだろうか?

一般的には「鉾立峠」なのだが、この標識は「鉾峠」と書かれている。何かいわれがあるのだろうか?

振り返って法華院温泉と三俣山

ここも佐渡窪の谷からとても気持ちいい風が吹き上げていた。

佐渡窪

駐車場に戻ってきました。これまで法華院温泉や坊がつるに行くには、牧ノ戸峠や大曲または長者原から行っていたのだが、このルートだと登山口までの車でのアクセスも近いし、コースタイムかなりも短い。これからはこちらも使うことにしよう。